担当講義について

2015年前期

対称性の数理

参考文献

表現論一般の入門的なテキストとしては

1. Pavel Etingof, Oleg Golberg, Sebastian Hensel, Tiankai Liu, Alex Schwendner, Dmitry Vaintrob, Elena Yudovina, Introduction to representation theory (書籍もありますがarXivに公開されていますので無料でpdfファイルをダウンロードできます。）
2. W. Fulton and J. Harris, Representation Theory -- A first course --, GTM129, Springer, 1991

を挙げておきます。日本語の本では堀田先生の

堀田良之、加群十話－代数学入門－、すうがくぶっくす３、朝倉書店

に講義ではあまりやらない対称群、有限群の表現論が面白くまとめられてます。

有限次元リー環の表現論の標準的な教科書としては

James Humphreys, Introduction to Lie Algebras and Representation Theory, Graduate Texts in Mathematics Volume 9 1972, Springer,

が有名です。

William Fulton, Young Tableaux: With Applications to Representation Theory and Geometry, London Mathematical Society Student Texts

は表現論と組み合わせ論、幾何が交錯する非常に面白い本です。