京都大学 数理解析研究所 大学院

修士・博士課程 コンピュータ・サイエンス関連分野

数理解析研究所では,研究者養成のために大学院教育(京都大学理学研究科大学院,数学・数理解析専攻・数理解析系修士・博士課程)を行っています.コンピュータ・サイエンス関連分野では,コンピュータ・サイエンスの理論的研究および実践を学習するための小人数のゼミナールとプログラミングプロジェクト,さらにそれに続く各人の興味に応じてアレンジされた研究のための個人指導体制をとっており,大学や企業に多くの研究者,技術者を送ってきました. (カリキュラムを参照)

コンピュータ・システムや情報ネットワークシステムの数理科学的理論や革新的なソフトウェアに関する研究を志す意欲ある学生を広く募集します.コンピュータやそのネットワークに強い興味を持ち,数学的・論理的な思考力に優れた者であれば,特にコンピュータに関する専門知識や経験,出身学科・学部・大学等を問いません. 情報工学,情報科学の卒業者に限らず,数学,物理,電子工学,数理工学などの広い分野からの出身者を歓迎します。

大学院入学試験の概要

数理解析研究所の大学院修士課程の募集に関する最新の情報はこちらにあります.過去数年の試験問題もここから入手可能です.

毎年,8月頃に修士(博士前期)課程入学試験を行います.学部3年生でも応募できます.筆答試験科目は,基礎数学(微積分学,線形代数,初歩の複素関数論など)および専門科目(数理科学の各分野の選択問題)です.コンピュータ・サイエンス関連の選択問題は,初歩の数理論理学,計算可能性の理論,アルゴリズムの設計と解析,プログラム理論の基礎などから出題されますが,他の専門科目(物理,応用数学,純粋数学)の問題を解いても構いません.筆答試験合格者に対して口頭試問が行なわれます.なお,筆答試験の過去の問題は,基礎数学,専門科目とも,数理解析研究所図書室にて閲覧できます.図書室に来室の際は身分証明書をご持参ください.

博士後期課程の入学試験は,2月頃,修士論文の内容を中心とした口頭試問によって行われます.

コンピュータ・サイエンス関連の研究や大学院教育, 入試などに関する質問は

〒606-8502 京都市左京区北白川追分町京都大学 数理解析研究所 計算機科学研究部門

か,担当教員まで. (他の研究部門に関する問い合わせは,その研究部門の教員または,同研究所 系主任教授へお願いします.)

募集要項の請求は,

京都大学理学研究科 第一教務掛(〒606-8502 京都市左京区北白川追分町)

までお願いします.

Research Institute for Mathematical Sciences, Kyoto University, 606-8502 Japan.