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を代数体 上定義された射影代数多様体, を 上の直線束とするとき, 高さ関数 が, 上の有界関数を法として定まる.
この高さ関数は,Arakelov 幾何を用いることによっても定められる. すなわち, の整数環 上のモデル ( , は で が のエルミート計量となるもの)を固定する. このとき, 記号 で 上の有界関数を法にしていることを表せば, モデル に関する 高さ関数 で となるものが算術的交叉理論を用いて定義される. さらに, の部分多様体 の高さ も自然に定義される.(おそらく,Bost, Gillet, Soule によって最初に 定義された).
本談話会では主に,高さ関数の性質から導かれる の いくつかの性質や,曲線 のモデル に関する高さについて,様々な人々による結果を紹介したい.