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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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第10回 | |
日時: | 2006年6月23日(金) 16:30−18:00 |
場所: | 数理解析研究所 420号室 |
講師: | 河合 隆裕 教授 |
題目: |
超函数論の誕生とその成長 --- ディラックのδ函数から超局所解析迄 |
要約: |
超函数論(Theory of distributions/hyperfunctions)は線型偏微分方程式論
に革命をもたらした。その理論の形成期は1940年〜1975年と言ってまず
問題はあるまい。従って、どうやら理論の形成過程を歴史的に眺める
ことが可能な時期に差し掛ってきたと思われる。しかも、その出現の
インパクトが大きかっただけにそこではいくつもの人間的なドラマが
展開されたようである。それ等は将来真に新しい物を創造した時皆さんも
遭遇する可能性の高い事件でもあろう。
今回の``数学講談''ではできるだけ途中数式を用いて(``用いないで'' ではありません)この重要な分野を自学自習するきっかけを与えたい と思っています。
参考文献 2. Gel'fand, I. M. and G. E. Shilov: Generalized Functions, 1, Academic Press, 1964. (露語版(原著)も日本語版(共立出版)も 手に入りにくいと思います。) 3. 柏原正樹、河合隆裕、木村達雄:代数解析学の基礎、紀伊國屋書店、1980年。 4. 小松彦三郎:佐藤超函数と定数係数線型偏微分方程式、東大セミナーノート No. 22, 1968. |
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