全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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日時: | 2019年6月14日(金) 16:30−18:00 |
場所: | 数理解析研究所 420号室 |
講師: | 疋田 辰之 助教 |
題目: |
(q,t)-カタラン数について
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要約: |
カタラン数は様々な組み合わせ論的対象の数え上げの結果として現れることで有名で
す。そのような組み合わせ論的解釈としては例えば凸多角形の三角形分割の個数や、
Dyck pathと呼ばれる格子上の道の個数といったものがあります。Garsia-Haiman
はこのカタラン数の(q,t)-類似として(q,t)-カタラン数と呼ばれるものを導入しまし
た。
これはqとtという変数に関する多項式で、qとtに1を代入するとカタラン数に一致し ます。講義ではこの(q,t)-カタラン数やその変種に関する最近の進展についてお話し したいと思います。 参考文献:
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"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html" |