共同利用研究計画提案書用 (La)TeXマクロパッケージ

京都大学数理解析研究所・共同利用研究計画提案書用 (La)TeXマクロパッケージの 使用方法について説明します。このパッケージは次のファイルからなります。

common.mac LaTeX, plain TeX共通のマクロ
sample-latex.tex LaTeXのサンプルファイル
sample-tex.tex plain TeX用のサンプルファイル
hakushi.tex 何も書いていない提案書を打ち出すためのLaTeXファイル
index.html このファイル、マニュアルを兼ねます
kyodoriyo.mac plain TeX用のマクロファイル
kyodoriyo.sty LaTeX用のstyle file
kyoryokusha.dat 協力者のリストのファイルの書き方のサンプル
thisyear.mac 年度毎に定義の異なる字句(token)を集めたマクロ

LaTeX版について

まず、LaTeX用のものから説明します。も 参照して下さい。 LaTeX2eでは次のように、
   \documentclass{jarticle}
   \usepackage{kyodoriyo}
また、LaTeX2.09では、
   \documentstyle[kyodoriyo]{jarticle}
のようにはじめて下さい。

ここから、各項目について説明します。 まず、日付は次のように与えて下さい。

  \日付={17年 11月 1日}
これを省略すると、TeXファイルを処理した日付になります。

   \提案者={数研一郎}
   \提案者ふりがな={すうけんいちろう}
   \提案者所属職名={京都大学数理解析研究所 助教}
提案者の氏名、ふりがな、所属と職名を書きます。

プロジェクト研究に関連するものは

   \プロジェクト研究true
と書いて下さい。Trueの場合は、 1ページ目の右上に「プロジェクト研究」と 表示されます。
   \研究計画題目={数理解析研究所の研究}
   %\長期研究員true
   %\共同研究true
   \研究集会true
   \氏名={数研一郎}
   \ふりがな={すうけんいちろう}
   \所属部局名={京都大学理学部} %%部局までお書き下さい
   \職名={教授}
   \連絡先郵便番号={606-8502}
   \連絡先住所={京都市左京区北白川追分町}
   \email={xxx@xxxxx}
   \TEL={075(753)xxxx}
   \FAX={075(753)xxxx}
   \旅費希望額={50万}
   \研究実施期間始め={18年6月5日} %年号は平成で
   \研究実施期間終り={18年6月7日} %年号は平成で
   \研究実施期間日数={3}
種別は長期研究員、共同研究、研究集会のうち、 適当なもののコメント(%)を外して下さい。あとは、必要な字句を上の例のよ うに定義して下さい。なお、協力者の人数はリストから計算しますので記入の 必要はありません。なお研究実施期間には「平成」は入れないで下さい。

講究録別冊刊行について、 次の3つから該当のものを選んで、その行頭の%を削除してください。

   %\別冊希望true
   %\別冊不要true
   %\別冊未定true

国際会議と関連する場合には、次のように字句を定義して下さい。

   \会議名={日本数研会議}
   \開催期日期間={H2?年??月??日 〜 H2?年??月??日} 
   \開催場所={東京}

提案計画の分野に対して次のように字句を定義して下さい。(以下は 計算機科学の基礎理論と数値解析が提案計画の分野で、そのうち計算機科学の 基礎理論が主なものの場合)

   \計算機科学の基礎理論={◎}
   \数値解析={○}
トポロジーだけは 「\トポロジー」ではなく、「\トポロジ」であることに注意して下さい (ASCII TeXでは ``ー''を命令に使えないため)。 その他の分野の場合、
   \その他={○}
   \その他の内容={×××}
のようにしてください。

続いて、目的、関連する研究の経過、具体的な計画、参加予定者の主要な関連する研究 業績を、次のように環境を用いて記述して下さい。

   \begin{目的}
   <目的>
   \end{目的}
   
   \begin{関連する研究の経過}
   <関連する研究>
   \end{関連する研究の経過}
   
   \begin{具体的な計画}
   <具体的な計画>
   \end{具体的な計画}
   
   \begin{参加予定者の主要な関連する研究業績}
   参加予定者の主要な関連する研究業績はここに thebibliographyなどを用いて
   書いて下さい。
   \end{参加予定者の主要な関連する研究業績}

協力者のリストは別のファイル(ここでは kyoryokusha.dat)に、次のように 1 行あたり1名ずつ、各項目を「&」で区切って並べて下さい。

   徳川 家康	& 東京大   & P
   北条 政子	& 横浜国大 & P
   前田 利家	& 金沢大   & AP
   伊達 政宗	& 東北大   & AP
   加藤 清正	& 熊本大   & AP
   毛利 輝元	& 山口大   & AP
協力者の数が 45人を超えても何の警告も出さないので注意して下さい。

最後に、協力者のリストの入ったファイル名を次のように指定してください。

   \openin\でえたふぁいる=kyoryokusha.dat
協力者のリストを手書きしたい場合は次の行を追加して下さい。
   \協力者false
LaTeXのファイルを次のように締めくくって下さい。
   \協力者の表を作る
   \begin{document}
   \表頁
   \裏頁
   \end{document}

plain TeX版について

plain TeX版は、
\input kyodoriyo.mac
から始めます。も参照して下さい。 提案者などの字句の与え方は LaTeX版とおなじですが、「目的」、「関連する 研究の経過」、「具体的な計画」、「参加予定者の主要な関連する研究業績」 の与え方が異なります。
\目的{目的はこのように書いて下さい。}
\関連する研究の経過{関連する研究の経過はここに書いて下さい。}
\具体的な計画{具体的な計画はこんなふうに書いて下さい。}
\参加予定者の主要な関連する研究業績{参加予定者の主要な関連する研究業
績はここに書いて下さい。}
最後にこのように締めくくって下さい。
\openin\でえたふぁいる=kyoryokusha.dat
\協力者の表を作る
\表頁\裏頁
\bye

その他

A4サイズをいっぱいに用いているので xdviでプレビューの際は
   xdvi -paper a4
のようにして下さい。(プレビュアのデフォルトが US letterサイズになっ ている場合があります。)

NTT TeXで 7ポイントのフォントがない場合、(watanabe-dnpなど)は、 common.macの最初の方の「dm7がない場合」と書かれた行の先頭の %を外して下さい。 質問・バグレポート・改善の提案は、 kyodo@kurims.kyoto-u.ac.jp までお願いします。