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ディスプレイスイッチ

完成図

これは,二台のパソコンを一台のディスプレイで使うための 切り替え機です.

回路構成

この回路の概略は,入力を 75 Ωで終端し反射が起きないようにしてから アナログスイッチ 74HC4053 で入力の切り替えを行い,LM6361 または LM6364 相当の高速オペアンプを用いて二倍に増幅し,出力を 75 Ωに して接続するという構造になっています. 電源は,単一電源から三端子電源ICで 10V を作り,汎用トランジスタで 中間の電圧を作りそれをアースとして ±5V を作っています.

この回路は,半田ごてを握りながら適当に作ったものなので, 正確な回路図は覚えていません.

作成の動機

一台のディスプレイしか置けない机のスペースでコンピュータを 二台買ったためディスプレイスイッチが必要になりました.そこで, ある市販のディスプレイスイッチを使ったところ,モニタに写る字が ぼやけさらに信号の反射でゴーストまでおきてしまいました. そのディスプレイスイッチを分解してみたところ,大きな筐体に 長い空中配線がされているというとんでもない構造になっていました. これは数十メガヘルツの高周波を扱う回路ではありませんでした. この時,自作したほうがはるかに良いものができると確信しました.

実際に自作したものと市販のものとを比較したところ,その差は 歴然としました.また材料費も市販のスイッチより安くなりました.