ケーラー・アインシュタイン計量とファノ多様体
G. Tian
Abstract:
この論文は,正曲率を持つケーラー計量に関する概説です.
2013年に京都大学数理解析研究所において開催された高木
レクチャーのためのものです.まず二木不変量,K-安定性
とそのK-エネルギーとの関連について議論します.
次に,K-安定なファノ多様体上のケーラー・アインシュタイン
計量の存在に関する,2012年の私の仕事の概略を説明します.
最後に,ポールによる,ペアの安定性に関する研究と,
その私による変更を説明します.