平成30年11月18日(日) 10:00--11:00,14:00--15:00 東京大学大学院数理科学研究科大講義室 |
Abstract
双子素数予想とは、差が2の素数の対が無限個あるかという有名な問題である。問題の見かけの簡単さにもかかわらず、そして100年以上の長さにわたり調べられているにもかかわらず、残念ながら完全に未解決である。
この双子素数予想に関係する次の2つの問題について、近年の劇的な進展を紹介する。1つは、Zhang, Taoそして講演者による素数の有界な差についての結果について、もう1つは、Matomaki, Radziwill, TaoとTeravainenによるChowla予想についての結果である。