チェス関連の蔵書:フランス語本



Analyse du Jeu des Échecs
François-André Danican Philidor

言わずと知れたPhilidor大先生の有名な書。
1749年から読まれ続けている名著。
「ポーンはチェスの魂」という有名な言葉は1792年以降のversionに載っていて、
僕の買ったものは1777年のversionなので載っていなかった。ちょっとさみしい。
estがeftとなってたりsonがfonとなってたりsaがfaとなってたりsuivantがfuivantとなってたり、
sujetがfujetになってたり、secondeがfecondeになってたり、caseがcafeのように、
非常に多くの「s」が「f」になっている。
これは古いフランス語だからだろうか?
「s」の字が使われてもいるので、単に植字工のところにsの字がなかっただけということではなさそう。
それともこれはfに似たsのフォントなのかな?
でも通常のsの字もあるし。語頭のsはフォントが変わるのかな、と思ったけど
上のcase→cafe以外にもensembleがenfembleだったり
troisiemeがtroifiemeだったりするのでそういうことでもなさそう。
やっぱり古いフランス語なのかな?
(知ってる人いたら教えてください。)

→これは「長いs」という「s」の異形字で「f」に似ているけれども、
横棒が右側には突き抜けていないものだと分かりました。
語頭・語中で用い、語末やアポストロフィーの前、fの前後、b, kの前においては
通常の「s」(短いs)を用いるようです。
これこれも参照。


Sherlock Holmes en échecs
Raymond Smullyan

「その他」の分類に置いてある「Chess Mysteries of Sherlock Holmes」のフランス語版。
気に入ったのでフランス語でも読もうと思って買った。
フランス語で読んでも面白い!
現在では通常文語でしか用いられない「単純過去形」がたくさんでてくるので、
ちょっとマニアックなフランス語の勉強にもなった。


Alice et le maître de d'échecs
Christophe Leroy






L'Odyssée des jeux d'échecs
Jean-Louis Cazaux






Comment jouer la défense SICILIENNE
David Ley, Kevin J. O'Connell






1064 exercices pour bien débuter aux échecs
Stéphane Escafre

初心者向けの本だが、安売りしていたのと、練習問題が多いのと、
チェスのフランス語用語に慣れるために買った。
が、練習問題が多いとはいえ内容が簡単すぎるために、買っても意味無かったかも。


Joueur d'échecs
Maxime Vachier-Lagrave

フランスチャンピオンのVachier-Lagraveの少し早い自伝。




RÊVES D'ÉCHECS
Claude Lemoine

エチュード集。102作品。面白い。良書。












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