チェス関連の蔵書:Pandolfiniの本



Chess Openings: Traps and Zaps
Bruce Pandolfini

オープニングの悪手やトラップを集めた本。
第1巻では1.e4 e5で始まるオープニングを扱う。
基本は1ページに1局(解説が長くなってズレている部分もある)。
初心者は「正しいmove」ばかりを勉強するのではなく、
こういう「悪いmove」から勉強するのがいいように思える。
基本的なタクティクスがどのようにオープニングに現れてくるのかを
初心者が勉強するのに良いと思う。
上達してからもパラパラ読みなおすと面白いと思う。


More Chess Openings: Traps and Zaps 2
Bruce Pandolfini

上の本の続編。
第2巻では1.e4で始まる1...e5以外のオープニングを扱う。
第1巻に比べて説明が極端に減った。
内容も重複するアイデアが多かったり、浅い内容のものも多く感じた。
第2巻はいまいち。


Pandolfini's Endgame Course
Bruce Pandolfini

エンドゲームを基礎から。
1ページ1題ずつの形式で基本的なアイデアを教えてくれる。
最初に読んだエンドゲームの本がこれだった。
「underpass」や「overpass」を自然と説明できる「critical square」の理論など
からエンドゲームに引き込まれるようになった。
「K+B+N vs K」や「K+B+R vs K+R におけるPhilidorポジション」
(ルークエンディングの方の有名なPhilidorポジションではない)のような複雑な状況も、
4つ5つの小さいステップに分けて以前のポジションに帰着して帰着して、という説明でわかりやすい。
良書。


Chessercizes
Bruce Pandolfini






More Chessercizes: Checkmate
Bruce Pandolfini

チェックメイト問題集。全300題。
2手メイトから7手メイトまで。手数ごとに章分けされている。
けっこう良い。


Kasparov's Winning Chess Tactics
Bruce Pandolfini






Bobby Fischer's Outrageous Chess Moves
Bruce Pandolfini






One Move Chess By The Champions
Bruce Pandolfini






Chess Movies 1: Quick Tricks
Bruce Pandolfini

一手ごとにダイアグラムを載せた(これを「Chess Movie」と読んでいる)トラップ集。
面白くない。買って損した。




Chess Movies 2: The Means and Ends
Bruce Pandolfini

これも同様に買って損した。





Kasparov and Deep Blue: The Historic Chess Match Between Man and Machine
Bruce Pandolfini

KasparovとDeep Blueの2回目のマッチ(1997年)の全試合を解説。
ところどころチェス用語の解説がコラムで載っているのはチェスを知らない人用の配慮だが、
棋譜解説は(それほど深くはしないが)けっこう面白い。








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