チェス関連の蔵書:中盤本


Chess Informant, Alburt, Silman, Pandolfini, Dvoretsky, 他のシリーズものの中盤本は
各々「Chess Informant」「Lev Alburtの本」「Silmanの本」「Pandolfiniの本」「Dvoretsky&Yuspovの本」「他のシリーズもの」に分類しています。


My System
Aron Nimzowitsch

「ハイパーモダン」の概念を確立した古典。




Chess Praxis
Aron Nimzowitsch

上の本で説明した概念を実践する、という本。




Questions of Modern Chess Theory
Issac Lipnitsky, John Shaw

ソ連時代にロシア語圏で読まれていた名著が2008年に英訳。
これまでに出版された本の中で最もためになるチェスの本は
Nimzowitschの「My System」、Fischerの「My 60 Memorable Games」、
Watsonの「Secrets of Modern Chess Strategy」、
Bronsteinの「Zurich International Chess Tournament 1953」とこの本の5冊、
という話を聞いたことがある。
(ちなみに古典の本では、1777年に出版されたPhilidorの本は
1749回も版を重ねているらしい。)

Soviet Chess Strategy
Alexey Suetin






Soviet Middlegame Technique
Peter Romanovsky






The Soviet Chess Primer
Ilya Maizelis

チェスをルールから始める人向けという体裁をとっている本だが、
いわゆる「ルールから始める初心者向け」の本よりもかなりレベルが高い。
けっこう深いこと(たとえばkey squaresやcorrespoinding squares)まで
書いているし、
面白い題材を豊富に揃えて説明している(ただしopeningsの各論はない)。
第1部では各章最後に「Entertainment Pages」があり、
面白いパズルで楽しませてくれる。
そのパズルも深いものや(スタディなどの観点から)芸術的なものを集めており、
チェス・プロブレムの文化から来ているのだなと感じ、
チェスの重厚的な文化的広がりを感じる。
KasparovやKarpovも子供の頃この本(のロシア語原書)でチェスを学んだらしい。
ソ連で子供たちはこの本でチェスを学んだのかと思うとソ連のチェスの強さも納得だ。
良書。

Python Strategy
Tigran Petrosian






Key Concepts of Gambit Play
Yuri Razuvaev






The Science of Strategy
Alexander Kotov






The Nemesis: Geller's Greatest Games
Efim Geller

(Gellerの棋譜集なので「中盤本」ではなく「棋譜集」に分類すべきかもしれないが、
同じシリーズをまとめておきたいのでここに入れています。)



Soviet Outcast
Grigory Levenfish

(Levenfishの棋譜集なので「中盤本」ではなく「棋譜集」に分類すべきかもしれないが、
同じシリーズをまとめておきたいのでここに入れています。)



Soviet Outcast
Grigory Levenfish

(Levenfishの棋譜集なので「中盤本」ではなく「棋譜集」に分類すべきかもしれないが、
同じシリーズをまとめておきたいのでここに入れています。)



I was a Victim of Bobby Fischer
Mark Taimanov

(Taimanovの棋譜集なので「中盤本」ではなく「棋譜集」に分類すべきかもしれないが、
同じシリーズをまとめておきたいのでここに入れています。)



The Chess Alchemist
Mikhail Tal

(Talの棋譜集なので「中盤本」ではなく「棋譜集」に分類すべきかもしれないが、
同じシリーズをまとめておきたいのでここに入れています。)



Chess Survivor
Andor Lilienthal

(Lilienthalの棋譜集なので「中盤本」ではなく「棋譜集」に分類すべきかもしれないが、
同じシリーズをまとめておきたいのでここに入れています。)



The Road to Chess Improvement
Alex Yermolinsky






The Art of Attack in Chess
Vladimir Vukovic

Attackの古典的理論書。難しめ。
「focal point」の理論などを説明。
この本の「基本的なメイトパターン」をチェスを始めて早い段階で
読んだのがためになったと思っている。

Think Like a Grandmaster
Alexander Kotov

古典的名著。売れに売れたらしい。
自分の手番の時、このmoveはどうか、と先を読んでダメ、と分かり
別のmoveはどうか、と先を読んでやはりダメ、別のmoveもやはりダメで、
また最初のmoveを検討するもダメで、としている間に時間が経ち、
時計を見て焦ってまだよく検討していないbad moveを着手する、
という心理について最初に書かれている。
この本で書かれたこの心理状態を著者名から「Kotov症候群」というらしい。

The Inner Game of Chess
Andrew Soltis






Pawn Structure Chess
Andrew Soltis

1冊丸々ポーン構造についてというユニークな本。
Caro-Kann型の構造、French型の構造等のように分類して説明している。



The Middlegame, The: Static Features Bk. 1
Max Euwe, H. Kramer

5代目世界チャンピオンEuweによる中盤の書。
第1巻では静的な性質を扱う。
Silmanはこの本は手に入りにくいので古本屋でみつけたら逃すなと書いてあったが、
復刊したのか、安くかつ簡単に手に入った。

The Middlegame: Dynamic and Subjective Features Bk. 2
Max Euwe, H. Kramer

上の本の第2巻。動的な性質を扱う。




The Art of the Middle Game
Paul Keres, Alexander Kotov

中盤の書。
各章1人の著者が担当して書いている。
Keresの書いた「How to Defend Difficult Positions」がすごいという話をしばしば聞く。
Silmanもその章がtremendousだ、と書いている。

The Art of Chess Combination
E.A. Znosko-Borovsky

チェスのコンビネーションは天才のひらめきだけではなく、
ある程度「学ぶ」ことができる、ということを説明した本。
Silmanはこの本を読んでレーティングが400上がったという。


Simple Chess (new algebraic edition)
Michael Stean

簡単なので一気に読める。初心者むけ。





Better Chess for Average Players
Tim Harding






Mdern Chess Strategy
Ludek Pachman






The Art of Sacrifice in Chess
Rudolf Spielmann






Chess Traps: Pitfalls And Swindles
Israel Albert Horowitz, Fred Reinfeld






Chess Gems: 1000 Combinations You Should Know
Igor Sukhin

1章が「Accoding to the Rules of Shatranj (ninth-fifteenth centuries)」
2章が「From Lucena to Greco (fifteenth-seventeenth centuries)」
3章が「From Stamma to Philidor (eighteenth century)」
4章が「From Napoleon to Staunton (the first half of the ninteenth century)」
5章が「Anderssen and Morphy (1851-1860)」
のように時系列に歴史的コンビネーションを紹介する(最後の章はKasparov-Karpov (1981-2000))。
歴史もけっこう好きな僕には嬉しい1冊。
Philidor以前の時代も知れて嬉しい。

Invisible Chess Moves: Discover Your Blind Spots and Stop Overlooking Simple Wins
Emmanuel Neiman, Yochanan Afek

何故人は手を見逃すのかについて、第1部では客観的側面、具体的には、
1章では「静かな手」や「挿入手」などの「見つけにくい手」、
2章では「翼の変更」や「ナイトの後ろ向きの手」など「幾何的見えにくさ」を扱い、
第2部では主観的側面、具体的には、
3章では「非展開的手」や「通常のポジションでない手」などの「ポジショナルな見えにくさ」、
4章では「成り行きの予想」や「後ろ向きに攻撃する手」などの「心理的な理由」を扱う、
というちょっと変わった視点で書かれた本。

Stellungsbeurteilung und Plan
Anatoli Karpow, Anatoli Mazukewitsch (訳:Dagobert Kohlmeyer)






Learn from the Legends - Chess Champions at their Best (10th Anniversary Edition)
Mihail Marin














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