チェス関連の蔵書：トーナメント本
Zurich International Chess Tournament 1953
David Bronstein
トーナメント本といえばこの本。
(ちなみに、トーナメントとは総当たり戦もしくはスイス式のことで、
勝ち残りの戦いはノックアウト式と言う。)
時の世界チャンピオンBotvinnikへの挑戦権をめぐって15人のグランドマスターがしのぎを削る。
ダブルラウンドロビンの全210局。
参加者はBronstein, Smyslov, Keres, Reshevsky, Petrosian, Geller, Najdorf,
Kotov, Taimanov, Averbakh, Boleslavsky, Szabo, Gligoric, Euwe, Stahlberg。
St. Petersburg 1909
Emanuel Lasker
2代目世界チャンピオンのLaskerが書いたトーナメント本。
ラウンドロビンの全171局。
参加者はRubinstein, Lasker, Spielmann, Duras, Bernstein, Teichmann, Perlis,
Cohn, Schlechter, Salwe, Tartakower, Mieses, Duz-Khotimirsky, Forgacs, Burn,
Vidmar, Speijer, Freymann, Znosko-Borovskyの19名。
Grand International Masters' Chess Tournament St. Petersburg, 1914
Emanuel Lasker, et. al.
予戦は11名のラウンドロビンで55局、本戦は5名のダブルラウンドロビンの20局。
予選が終わった時点で1位Capablancaと2位Laskerの間には1.5ポイントの大差。
しかし、本選でLaskerが猛追。
Capablanca, Alekhine, Tarrasch, Marshallという
めまいがしそうな強敵相手に8戦6勝2分け! で逆転優勝。恐ろしすぎる。
Laskerがエンドゲームの名人中の名人Capablanca相手にRuy LopezのExchange Variationで挑み、
そして勝った局はあまりにも有名。
参加者はCapablanca, Lasker, Tarrash, Alekhine, Marshall, Bernstein, Rubinstein,
Nimzowitsch, Blackburne, Janowski, Gunsberg。
間違いなく最強軍団だ。
ちなみに、このトーナメントの本選に残った5名にロシア皇帝ニコライ2世が
「グランドマスター」の称号を贈ったのが「グランドマスター」の起源。
Nottingham International Chess Tournament 1936
Alexander Alekhine
ラウンドロビンの全105局。
Lasker, Capablanca, Alekhine, Euwe, Botvinnikと2代目から6代目までの
世界チャンピオンが5名も参加と豪華。
参加者はBotvinnik, Capablanca, Euwe, Fine, Reshevsky, Alekhine, Flohr,
Lasker, Vidmar, Bogoljubow, Tartakower, Tylor, Alexander, Thoma, Winterの15名。
New York 1924
Alexander Alekhine
ダブルラウンドロビンの全110局。
参加者はEm. Lasker, Capablanca, Alekhine, Marchall, Reti, Maroczy, Bogoljubow,
Tartakower, Yates, Ed. Lasker, Janowskyの11名。
San Luis 2005
Alik Gershon, Igor Nor
ダブルラウンドロビンの全56局。
参加者はTopalov, Anand, Svidler, Morozevich, Leko, Kasimdzhanov, Adams, Polgarの8名。
Tata Steel Chess Tournament 2021
Daniel Fernandez
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