全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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日時: | 2019年4月26日(金) 16:30−18:00 |
場所: | 数理解析研究所 420号室 |
講師: | 山下 剛 講師 |
題目: |
多重ゼータ値入門
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要約: |
多重ゼータ値は、古くはEulerが研究したが長らく忘れられ、
近年ZagierやKontsevichらによって再発見された。
多重ゼータ値は、共形場理論、KZ方程式、可解格子模型、
結び目の量子不変量、組み紐テンソル圏、曲線のモジュライ、
Grothendieck-Teichmuller群、混合Tateモチーフ、
モチーフ的Galois群、代数的K理論など多くの数学・数理物理学の分野に
関係する面白い対象である。
本講義では、多重ゼータ値の間の関係式に話題を絞って入門的な講義を行う。
前提知識は特に仮定しない。(足し算と掛け算と無限和の収束を知っていればよい。)
参考文献:
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"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html" |