全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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日時: | 2021年5月28日(金) 16:45−18:15 |
場所: |
オンライン https://panda.ecs.kyoto-u.ac.jp/portal/site/2021-888-N114-001 |
講師: | 並河 良典 教授 |
題目: |
代数多様体としての商特異点
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要約: |
アファイン空間の中で、いくつかの多項式の共通零点として書ける空間のことを代数
多様体とよぶ. 代数多様体に群が作用しているときに, その商空間に代数多様体の構
造を入れることが可能かという問いは, 代数幾何ではモジュライ理論との関係で最も
重要な問いの1つである.
特に, アファイン空間に有限群が作用しているとき, その商空間の
ことを商特異点とよぶ. この講演では, 代数多様体の定義からスタートして, 商特異
点にどうやって代数多様体の構造を入れるかを解説する. さらに商特異点の座標環を
どのように計算するかについても説明する. またアファイン空間に代数群が作用して
いる場合には, どのような問題点があるかも論じたい.
参考文献としては, 次の2つを挙げておく.
参考文献:
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"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html" |