全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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日時: | 2022年7月15日(金) 16:45−18:15 |
場所: | 4共11(吉田南4号館) |
講師: | 玉川 安騎男 教授 |
題目: |
基本群のガロア理論と数論幾何
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要約: |
位相空間の基本群は19世紀末にポアンカレによって導入されたもので、位相幾何学(トポロジー)に属する
概念ですが、20世紀後半にグロタンディークにより確立された新しい代数幾何学の理論(スキーム論)を通じて、
現在では整数論・数論幾何学とも大きなかかわりを持つことがわかっています。
この講義の主な目的は、群と位相空間についてごく簡単に復習した後で、古典的な基本群とそのガロア理論に ついて、なるべくわかりやすく解説することです。その後時間が許す範囲で、基本群がどのように現代の整数論・数論幾何学と 関係するかについて、雰囲気だけでも説明できればと思っています。 |
"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html" |