全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
|
現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
| |
日時: | 2025年5月2日(金) 16:45−18:15 |
場所: | 数理解析研究所420号室 |
講師: | 疋田 辰之 助教 |
題目: |
Stanley-Stembridge予想について
|
要約: |
1995年にStanleyはグラフに対して彩色対称関数と呼ばれる対称多項式を導入し、 それを様々な対称多項式で展開した係数などについて調べました。特にある種の グラフの彩色対称関数を基本対称多項式で展開したときの係数が非負であるという 予想を定式化しました。これはそれ以前に別の形でStanley-Stembridgeによって 予想されていたためStanley-Stembridge予想と呼ばれ、幾何や表現論との関係など から近年盛んに研究されています。この講義では最近得られたこの予想の証明につい て 説明したいと思います。 |
"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html" |