全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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日時: | 2025年6月20日(金) 16:45−18:15 |
場所: | 数理解析研究所420号室 |
講師: | 望月 拓郎 教授 |
題目: |
Ahlforsの補題について
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要約: |
微分幾何学では、さまざまな興味深い対象が微分方程式によってあらわされます。そのため、非線形な微分方程式(や微分不等式)の解の大きさをなんらかの方法で抑えることが研究の第一歩として重要になることがあります。この講義では、簡単でありながら強力な道具にもなり得るAhlforsの補題を説明します。これは、劣調和関数に関する最大値の原理をある状況において精密化するものです。時間があれば、その微分幾何学的な意味についても説明します。
参考文献:
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"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html" |