全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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日時: | 2025年7月11 日(金) 16:45−18:15 |
場所: | 数理解析研究所420号室 |
講師: | 玉川 安騎男 教授 |
題目: |
圏論と数論幾何
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要約: |
1940年代に代数的トポロジーの分野で初めて導入された圏論は、現代数学のあらゆる分野で水や空気のように使われています。特に数論幾何は、1950年代のスキーム論の導入による新しい代数幾何の特徴付けを契機として、現在では、圏論を最もよく使う分野の一つとなっています。
この講義では、圏の定義から始めて、圏のさまざまな例や圏論の基礎概念について時間をかけて解説します。その後、圏論がどのように数論幾何に現れるかについて、いくつかの例を紹介し、特に「ガロア圏」については少し丁寧に解説したいと思います。 |
"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html" |