全学共通科目講義(1回生〜4回生対象)
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| 現代の数学と数理解析 |
| ―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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| 日時: | 2026年7月17 日(金) 16:45−18:15 |
| 場所: | 数理解析研究所420号室 |
| 講師: | 玉川 安騎男 教授 |
| 題目: |
多元環の分類とブラウワー群
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| 要約: |
有限次元ベクトル空間に双線形な積の構造が入り、単位元の存在と結合法則を満たすとき、(体上の有限次元単位的結合的)多元環あるいは代数と呼びます。多元環の分類は、低い次元では手計算でもできますが、次元が高くなると急速に難しい問題になります。講義の前半では、実数体や複素数体の上の多元環の分類について、低い次元で手を動かして計算してみたり、高い次元で知られている現象を紹介したりしたいと思います。
多元環には、ジャコブソン根基と呼ばれる部分ベクトル空間(実際には、より強く「両側イデアル」となる)が定まり、多元環をジャコブソン根基で割ってできる多元環は、半単純多元環というものになります。半単純多元環には構造定理があり、最終的にはブラウワー群と呼ばれる群によって分類されます。講義の後半では、(100年近く前に確立された)このような古典的な理論について、なるべくわかりやすく紹介したいと思います。 ブラウワー群は整数論・数論幾何においても重要な群で、例えば、類体論やディオファントス幾何や遠アーベル幾何などの中でも使われています。講義の最後に時間が許せば、ブラウワー群の数論への応用についても少しお話しできればと思っています。 |
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