流体若手夏の学校2007のご案内
-流体力学への幾何学的アプローチ-
本ページは, 趣旨に添ったものであれば, ご自由にリンクして頂いて結構です.
(2007年5月31日公開)
主な更新履歴
2007年 7月23日 高木洋平氏による夏の学校写真集のリンク
2007年 7月22日 荒木圭典氏による参考ノートのリンク
2007年 7月11日 スケジュールの項目と交通の項目に加筆
2007年 6月25日 申し込みの締切日を7月6日(金)に延長
2007年 5月31日 HP開設
例年, 流体若手夏の学校(過去の情報リンク)には, 日本全国から流体力学や関連する
幅広い分野の研究者の方にお集まり頂いております.
本年度の夏の学校は, 京都府の日本海側の施設にて,
合宿形式で開催されることに決まりました.
本年度は, トポロジーの専門家で最近流体力学を幾何学的手法を用いて
研究されている三松佳彦先生(中央大学理工学部数学科教授)をお招きし,
流体力学の幾何学的アプローチに関してあまり予備知識を仮定せずに
お話して頂くことになっております.
専門分野を問わず, 多くの皆様のご参加を心からお待ちしております.
なお, 本年度の夏の学校は, 京都大学数理解析研究所と
その他に所属する流体若手研究者有志によって開催されます.
また, 例年通り, 日本流体力学会に後援して頂いております.
概要
- 日程 :2007年 7月18日(水) 13:00 〜 20日(金) 13:00 (スケジュール案はこちら)
- 講師 :三松佳彦先生(中央大学理工学部数学科教授)
- 会場 :京都府立青少年海洋センター(マリーンピア) (京都府宮津市字田井小字大池382 (0772-22-0501)) (会場までの交通はこちら)
- 会費 :14000円(2泊6食 (男女別相部屋), 諸費用)(懇親会における飲食費は主に学生以外から別途徴収
予定)
- 主な対象 :流体力学, 非線型問題, 幾何学とその応用等に興味を持つ学生(大学院生, 意欲的な学部生)ならびに若手研究者(:=若い心を持った研究者)
- 申し込み締切 : 7月6日(金) (部屋に若干の余裕があるため延長致しました)
(お申し込み方法はこちら) (適正サイズの部屋確保のため, 早期のお申し込みにご協力ください. また, 締切後にお申し込みご希望の方はご相談下さい)
詳細(適宜加筆修正していきます)
本夏の学校の柱は, 最先端で活躍されている先生による講義と共に,
活発な議論, 若手間交流にあります.
- 講義「流体力学への幾何学的アプローチ」(三松佳彦先生) (約6時間)
トポロジーを専門とする三松佳彦先生に, 約6時間に渡って,
閉リーマン多様体上の完全 (非圧縮・非粘性) 流体の運動方程式である Euler 方程式と非圧縮粘性流体の運動方程式である Navier-Stokes 方程式を, 数学(幾何学)を
専門としない物理学や工学の流体研究者にも理解出来る様に, 予備知識をあまり仮定せずに講義して頂く予定です. 講義の内容は, 参考文献(多様体上の流体力学への幾何学的アプローチ)を非数学者向けに噛み砕いたものとなる予定です.
参考文献
- 三松佳彦, 多様体上の流体力学への幾何学的アプローチ(PDFファイル), 21世紀COE「物質階層融合科学の構築」 東北大学春の学校ノート, 2006.
- Vladimir I. Arnol'd and Boris A. Khesin,
Topological methods in hydrodynamics,
Applied Mathematical Sciences 125. Springer-Verlag, New York, 1998.
- Michael E. Taylor. Partial differential equations. III,
Applied Mathematical Sciences 117. Springer-Verlag, New York, 1997.
Nonlinear equations, Corrected reprint of the 1996 original.
- 参加者による研究発表/話題提供 (約7時間 (1人あたり10-20分程度))
参加されるすべての皆様に,
研究に関する何らかの話題提供をお願い致します.
テーマは, 完成された研究成果, 研究中の話題に限らず,
行き詰まっている研究や今後研究予定, 研究課題の提案,
興味のある論文の紹介等など何でも構いません.
研究テーマの定まっていない学部学生や修士課程1年生の参加者は,
興味を持っている話題等を含めた自己紹介でも構いません.
- 講義のための予備知識速習ゼミ (約1時間半)
三松先生の講義で用いられる,
流体物理や流体工学を専門とする研究者にはあまり馴染みのない
数学的予備知識を速習するゼミを予定しております.
ゼミの講演者を募集致します. ご連絡下さい.
- 参加者による企画 (時間未定)
参加者の皆様からのセミナー等の企画を募集致します.
お気軽にご提案下さい.
本夏の学校は, かしこまった研究会ではないため, 参加者の意向や
その場の雰囲気によってスケジュールは流動的ですが,
現時点でのスケジュール案は以下の様になります.
講義の予備知識(幾何学の素養)をお持ちの方は, 18日14:30-15:00の間にご集合下さい.
7月18日(水)
- 12:30-13:00 集合
- 13:00-14:30 講義のための予備知識速習ゼミ
- 15:00-18:00 講義 (三松先生)
- 18:00-19:00 夕食
- 20:00-22:00 懇親会/フリーディスカッション
7月19日(木)
- 08:00-08:30 朝食
- 09:00-12:00 講義 (三松先生)
- 12:00-13:00 昼食
- 14:00-18:00 参加者による研究発表/話題提供
- 18:00-19:00 夕食
- 20:00-22:00 懇親会/フリーディスカッション
7月20日(金)
- 08:00-08:30 朝食
- 09:00-12:00 参加者による研究発表/話題提供
- 12:00-13:00 昼食
- 13:00 解散 or レクリエーション
参加者による研究発表/話題提供の持ち時間は10-20分程度で
プロジェクター, OHP, 黒板を用いることが可能です.
数分で問題提起をして, 意見を聞いたり議論の場にして頂いても結構です.
また, 別の学会等で用いた講演資料等を用いて頂ければ結構です.
プロジェクター, OHPで講演される方も紙にプリントアウトしたものを
持参頂けると夜間のフリーディスカッションにおいて話が弾み易い
かと思われます.
解散後のレクリエーションは, もちろん自由行動ではありますが,
近場の海で泳ぐことも可能です.
宮津駅から送迎バスもしくはタクシーで約10分
- 京都府立青少年海洋センター(マリーンピア)への交通
- 電車例
- 往き:(京都10:24--宮津12:18 はしだて3号(天橋立行き))(送迎バス接続予定)
- 往き:(京都12:24--宮津14:25 タンゴディスカバリー1号(城崎温泉行き))(タクシーをご利用下さい)
- 帰り:(宮津14:05--京都16:03 はしだて6号(京都行き))
- 帰り:(宮津17:56--京都20:05 タンゴディスカバリー4号(京都行き))
- 帰り:(宮津18:49--京都20:47 はしだて8号(京都行き))
- 帰り:(宮津18:49--京都20:47 はしだて8号(京都行き))
お申し込みは, 以下の申し込みフォーマットを埋めて, E-mailで流体若手夏の学校事務局
ss07@kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp
まで送付下さい. 締切は, 7月 6日(金)です.
数日以内に申し込み受理のメイルが届かない場合には,
お手数お掛けしますが, 確認のメイルをお送り下さります様,
宜しくお願い申し上げます.
会費(1万4000円)は, 郵便口座
口座番号***-***
流体若手夏の学校 代表 斉木 吉隆
に 7月 6日(金) までにお振り込み下さい.
申し込みフォーマット
(以下をカットアンドペーストでメールに貼りつけご記入下さい. )
- 氏名 :
- 所属 :
- 身分 :
- 住所 :
- 電話 :
- E-mail :
- 研究内容及び興味:いくつかのキーワードを並べる程度の簡潔なもので結構です (参加者間交流のための資料作成に用います)
- 交通経路 : 電車/乗用車等のご予定 (宮津駅から会場までの送迎バス手配のために用います)
- その他 : 予備知識速習ゼミの講演立候補, 企画の提案, その他要望等がありましたらご記入下さい
- 流体力学会誌「ながれ」における流体若手夏の学校の報告
- 過去の流体若手夏の学校のHP
夏の学校資料リンク
本夏の学校のために参考資料を作成してくださった荒木圭典氏ならびに写真の撮影・アップロードをしてくださった高木洋平氏に感謝申し上げます
お問い合わせ先
京都大学数理解析研究所
流体若手夏の学校2007 幹事代表 斉木 吉隆
京都市左京区北白川追分町
Phone: 075-753-7252
E-mail: ss07@kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp(事務局)
なるべく事務局宛のE-mailでお問い合わせ下さい.