日本OR学会「最適化の理論と応用」研究部会

最適化の理論と応用
-- 未来を担う若手研究者の集い2013 --

[共催] 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 社会システム・マネジメント専攻

日本OR学会「最適化の理論と応用」研究部会(SOTA)では,定例研究会の他に,
学生の皆さんを中心とする若手研究者の研究発表・交流の場として
「未来を担う若手研究者の集い2013」と題した2日間の研究集会を以下の通り企画しています.
最適化を扱っている方はもとより,最適化関連分野の研究者が交流をなすべき話題を
お持ちの方々のご参加もお待ちしてます.

【基本情報】
開催日:2013年6月29日(土), 30日(日)
会 場:筑波大学 筑波キャンパス 春日地区 講堂
参加費:無料(ただし,宿泊,懇親会への参加は有料)
事前登録:不要(ただし,筑波大学の宿泊施設利用希望の場合は必要)
プログラム: こちらからダウンロードできます

【主な内容】

【特別講演】
今年は,昨年度にOR学会研究賞を受賞された塩浦先生と
OR学会業績賞を受賞された山本先生にご講演頂くことになりました.

特別講演1: 塩浦 昭義 (東北大学)
講演題目: L凸関数の最小化 ---離散凸解析から広がる世界---
講演概要:
L凸関数は離散凸関数のクラスの一つであり,離散凸解析において中心的な役割を果たす. 本講演では,L凸関数の最小化に関連して得られた最近の成果 (組合せオークションやコンピュータビジョンへの応用,ダイクストラ法との関係) について,時間の許す限り紹介したい. また,講演者は離散凸解析の研究を始めてから十数年になるが,その経緯についても話をする予定である.

特別講演2:
山本 芳嗣 (筑波大学)
講演題目: 戦略的操作を許さない弱単調な集約関数の話
講演概要:
Balinski と Laraki の提案する Majority Judgment で重要な役割を演じている集約 関数に対して彼らが要請している公理の1つに強い単調性があるが、この公理のため に審査員の評価が大きく割れた場合にも審査員の評価のどれかを最終評価とせざるを 得ない不合理が生じる。一方 Moulin は施設配置問題等に対して強い単調性の仮定を 置かずに類似の議論を展開している。この講演ではMoulin の議論を、有限個の評価 語からなる共通評価語彙上で行うことによって、上記の不都合が解消できることを示 す。

【一般講演・宿泊申込・旅費補助申込】
各種受付は終了しました.プログラムは
こちらからダウンロードできます.
一部の方には座長をお願いしておりますのでプログラムをご確認ください.



なお,本研究集会開催にあたっては吉瀬章子先生(筑波大学)はじめ,
多くの筑波大学関係の皆様にご協力いただいております.また,開催にあたり,
筑波大学大学院 システム情報工学研究科 社会システム・マネジメント専攻より
補助をいただいております.ここに記して感謝申し上げます.
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「最適化の理論と応用」研究部会
 
主査: 牧野 和久 (京都大学)
幹事: 小林 佑輔 (東京大学)