宇宙際タイヒミューラー理論の拡がり
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組織委員長:望月新一(京都大学数理解析研究所)
組織委員:星裕一郎(京都大学数理解析研究所)
     Ivan Fesenko (英・ノッティンガム大学)
     田口雄一郎(東京工業大学)
     加藤文元(東京工業大学)

     栗原将人(慶応義塾大学)
     志甫淳(東京大学)


      

整数の加法構造(=「足し算」)と乗法構造(=「掛け算」)がどのように絡まり合っているか、その絡まり具合の解明は整数論において最も重要かつ中心的なテーマの一つである。20128月、望月新一(=本訪問滞在型研究の提案者・組織委員長)はこの絡まり具合を解明する上において重要な前進となる「宇宙際タイヒミューラー理論」に関する連続論文をプレプリントとして発表し、理論の帰結となる「ABC予想」の証明が世界的な注目を集めた。理論の発表以降の6年半余りの間に、

理論の理解者習熟者(=理論の学習や関連した研究活動が進んでいる研究者)は少しずつ増えており、

・連続論文の著者のみならず、理解者や習熟者によるサーベイ等の解説原稿(=公開済みが7件、準備中が2件以上)が多数執筆され、

・世界各地(=日・英・露・米・中・独・仏等)で理論に関する講演小規模なワークショップ・連続講演等は(件数の正確な勘定は困難だが)既に数十件行なわれており、

・理論に関する大規模な研究集会(= 12週間程度)も、日本国内(=京都・20153月、20167月)のみならず、中国(=北京・20157月)やイギリス(=オックスフォード・201512月)においても、(少なくとも)4件開催されている。

これらの一連の活動により、十数名の研究者から構成される一種の「宇宙際タイヒミューラー理論コミュニティ」が形成されつつあるとも言える。また、組合せ論的遠アーベル幾何等、宇宙際タイヒミューラー理論に関連した考え方に依拠した研究の進展により、グロタンディーク・タイヒミューラー群有理数体の絶対ガロア群の研究との重要な繋がりも生まれ始めている。

このような状況を踏まえ、「宇宙際タイヒミューラー理論コミュニティ」や、宇宙際タイヒミューラー理論に関連した数学に関心を抱いている研究者に対して、一堂に会し、上述の一連の進展を巡る活発な議論を行なう場を、単発の(1週間程度の)研究集会では叶わない、月単位の交流が可能な環境の下で実現することが、今回の訪問滞在型研究の趣旨である。

  加藤文元さんによる、
宇宙際タイヒミューラー理論
     に関する
   ビデオ と 


      

組合せ論的遠アーベル幾何とその周辺
部屋:420号室  期間:2020-06-29〜2020-07-03
組織委員:星裕一郎(京都大学数理解析研究所)
     望月新一(京都大学数理解析研究所)

     Ivan Fesenko (英・ノッティンガム大学)
     南出新 (英・ノッティンガム大学)

Foundations and Perspectives of Anabelian Geometry
部屋:420号室  期間:2020-05-18〜2020-05-22
組織委員:Ivan Fesenko (英・ノッティンガム大学)
     南出新(英・ノッティンガム大学)
     譚福成(京都大学数理解析研究所)

宇宙際タイヒミューラー理論への誘い(いざない)
部屋:420号室  期間:2020-09-012020-09-04

組織委員:星裕一郎(京都大学数理解析研究所)
     望月新一(京都大学数理解析研究所)

     Ivan Fesenko (英・ノッティンガム大学)
     田口雄一郎 (東京工業大学)

宇宙際タイヒミューラー理論サミット2020
部屋:420号室  期間:2020-09-08〜2020-09-11

組織委員:星裕一郎(京都大学数理解析研究所)
     望月新一(京都大学数理解析研究所)

     Ivan Fesenko (英・ノッティンガム大学)
     田口雄一郎 (東京工業大学)

文章
      

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