21世紀COEプログラム 先端数学の国際拠点形成と次世代研究者育成

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京都大学数理解析研究所と同大学院理学研究科数学・数理解析専攻は平成15年度より21世紀COEプログラムに選ばれました。その概要は以下のようなものです。

●拠点リーダー
   数理解析研究所・教授 柏原 正樹

拠点形成の目的

数学は人類文明の最深部に位置して科学全体の基盤となる基礎的学問分野であり、現代社会における科学・技術を支えている。本計画では、数学全般における長期的な視野のもとに次世代研究者を育成し、事業推進担当者を次の3グループにわけ、各々のテーマにおいて先端的数学の国際的拠点形成を行います。

第1グループ 無限と大域の対称性
テーマ:無限可積分系、幾何学的表現論、モジュライ空間の幾何
第2グループ 数論と代数幾何の融合
テーマ:双有理幾何、数論幾何
第3グループ 数理現象の解析
テーマ:複素力学系、数理流体力学、確率解析

数学の新しい発展は、 常に異なるテーマ間の相互作用や新しい連関の発見によってもたらされます。 この点に機能的に対応するため、 上記の8つのテーマのほかにも萌芽的なテーマを積極的に取入れます。
数理解析研究所と理学研究科数学・数理解析専攻が協力して拠点を構成します。 京都大学の将来構想にあるように世界的研究・教育拠点の形成を目指します。