講究録の電子化公開に伴う著作権の扱いについて

数理解析研究所からのお知らせ:講究録の電子化公開に伴う著作権の扱いについて



 全国共同利用事業の研究成果を公表するための刊行物である「数理解析研究所講究録」は、 過去40年間で1515号を数え、論文・論説総数は約2万5千篇、 約28万ページに上り、日本の数学界の誇るべき財産となっています。
 数理解析研究所では、 「講究録」(新シリーズ「講究録別冊」を含む)の情報発信能力を高めるための方策をかねてより検討してきましたが、 その一つとして、下記「『講究録』の電子化・オンライン化についての方針」に従い、 本年度より、講究録を順次電子化し、京都大学機関リポジトリに登載し、 無料公開することを決定しました。
 皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
 つきましては、以下に該当する場合は当該論文の登載を取りやめますので、 執筆者におかれては、その旨を本研究所宛にご連絡ください。


A. 著者が公開を望まない論文の場合
B. 当該論文の公開により他の著作物等との間に著作権問題が発生する場合
  郵送先:〒606-8502  京都市左京区北白川 京都大学数理解析研究所 共同利用掛
2006年10月16日
数理解析研究所所長 高橋陽一郎 

『講究録』の電子化・オンライン化についての方針


(2006年10月12日運営委員会承認)
  1. 『講究録』を遡及的に順次電子化し、「京大機関リポジトリ」に登載する。
  2. 各巻について「京大機関リポジトリ」への登載を拒否する著者があれば、事前事後 を問わず、その意思が確認できた時点で当該論文の登載を取りやめる。
  3. 「京大機関リポジトリ」登載済みの論文に関して、著者が所属機関の機関リポジトリ 等に登載することを妨げない。
  4. 来年度以後開催の研究集会等の『講究録』および新シリーズ『講究録別冊』につい ては、上記の扱いを前提として執筆・編集を依頼して刊行する。