2018年11月、数理解析研究所は「国際共同利用・共同研究拠点」に認定されました。

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共同研究開催期間中の保育室設置について
希望者には情報を提供可能です。詳しくは研究代表者か共同利用掛にお問い合わせください。

訪問滞在型研究リスト

2020年度→2021年度

整数の加法構造(=「足し算」)と乗法構造(=「掛け算」)がどのように絡まり合っているか、その絡まり具合の解明は整数論において最も重要かつ中心的なテーマの一つである。2012年8月、望月新一(=本訪問滞在型研究の提案者・組織委員長)はこの絡まり具合を解明する上において重要な前進となる「宇宙際タイヒミューラー理論」に関する連続論文をプレプリントとして発表し、理論の帰結となる「ABC予想」の証明が世界的な注目を集めた。理論の発表以降の約9年の間に:

・約7年半に及ぶ審査を経て理論に関する連続論文(4篇)は国際数学雑誌PRIMSに掲載された。

・理論に登場する不等式を 数値的に明示的な形で精密化する、5人の著者による共著論文のプレプリントが発表された。

・理論の理解者や習熟者(=理論の学習や関連した研究活動が進んでいる研究者)は多数の関係者の並々ならぬ努力により少しずつ増えている。

・連続論文の著者のみならず、理解者や習熟者によるサーベイ等の解説原稿(=出版済みまたは出版予定が6件、未出版でも公開済みが1件)が多数執筆されている。

・世界各地(=日・英・露・米・中・独・仏等)で理論に関する 講演や小規模なワークショップ・連続講演等は(件数の正確な勘定は困難だが)既に数十件行なわれている。

・理論に関する大規模な研究集会(=1~2週間程度)も、日本国内(=京都・2015年3月、2016年7月)のみならず、中国(=北京・2015年7月)やイギリス(=オックスフォード・2015年12月)においても、(少なくとも)4件開催されており、また主に日英仏の参加者によるオンライン(ズーム)の長期ワークショプ(=2020年9月~2021年4月)も開催されている。

これらの一連の活動により、十数名の研究者から構成される一種の「宇宙際タイヒミューラー理論コミュニティ」が形成されつつあるとも言える。また、組合せ論的遠アーベル幾何等、宇宙際タイヒミューラー理論に関連した考え方に依拠した研究の進展により、グロタンディーク・タイヒミューラー群や有理数体の絶対ガロア群の研究との重要な繋がりも生まれ始めている。

このような状況を踏まえ、「宇宙際タイヒミューラー理論コミュニティ」や、宇宙際タイヒミューラー理論に関連した数学に関心を抱いている研究者に対して、一堂に会し、上述の一連の進展を巡る活発な議論を行なう場を、単発の(=1週間程度の)研究集会では叶わない、月単位の交流が可能な環境の下で実現することが、今回の訪問滞在型研究の趣旨である。
2020年度→2021年度

2000年7月開催の第9回日本数学会国際研究集会「微分幾何学における可積分系」(リンクhttp://www.math.tsukuba.ac.jp/~moriya/iri-j2.html)以来,微分幾何と可積分系に関わる研究が広汎かつ集中的に行われてきた。リーマン面から対称空間への調和写像と可積分系理論をコアとする可積分系に関わる微分幾何学研究の発展は目覚ましい。調和写像に対するDPW(Dorfmeister-Pedit-Wu)法の曲面の幾何解析への応用,制限ウィルモア予想への可積分系アプローチ,極小部分多様体とそのモジュライ空間の特殊幾何,有限次元及び無限次元等径部分多様体論,等質ケーラー幾何に現れるラグランジュ部分多様体のフレアーホモロジー研究,無限可積分系・正則ヒッグス束やミラー対称性による特殊微分幾何研究,離散的な曲面の微分幾何や離散幾何解析研究,また,幾何解析・非線形PDE研究や微分幾何におけるモジュライ空間研究と,微分方程式の対称性に基づいた可積分系の手法の融合,など多くの進展がある。
本研究プロジェクトでは,そのような「微分幾何と可積分系」研究の一層の強化・拡大および若手研究者育成推進し,対称性と安定性・モジュライの数理の新しい研究を拓くことを目指す。Franz Pedit (UMASS Amherst,USA), Chikako Mese(Johns Hopkins U.,USA),Eric Rains (Caltech,USA),Fernando Codá Marques (Princeton,USA),Jaigyoung Choe(KIAS,Korea)などの外国人RIMS客員教授(3カ月)2名および海外の指導的研究者数名の中長期招へいを基軸に,主に,部分多様体と可積分系の幾何学,幾何的PDEと変分問題,調和写像とヒッグス束,ミラー対称性と微分幾何への応用,などの側面から国際ワークショップ,特別レクチャー,共同研究,合宿セミナー等の活動を年度を通じて実施,年度末には大規模国際共同研究集会「微分幾何と可積分系」(MSJ-SI)を開催して,新たな研究成果を大きくアウトプットすることと広く若手研究者の活動を奨励する。また,京都大学数理解析研究所と大阪市立大学数学研究所の間の研究協力協定(2007年締結)は,本プロジェクト推進でも活かされる。
                    
  • 感染症防止のため実施延期。延期後の実施期日は未定です。
    部分多様体と可積分系の幾何学 (訪問滞在型研究計画)【RIMS共同研究(公開型)】

    部屋:111号室  期間:2021-06-28〜2021-07-02
    代表者:大仁田 義裕(大阪市立大学数学研究所)

  • 感染症防止のため実施延期。延期後の実施期日は未定です。
    調和写像及びヒッグス束の微分幾何学への応用 【RIMS合宿型セミナー(非公開形式)】

    部屋:神戸市立国民宿舎 シーパル須磨  期間:2021-07-05〜2021-07-08
    代表者:Franz Pedit(米国マサチューセッツ大学アマースト校)

  • 一般化Hitchin系,非可換幾何と特殊関数 (訪問滞在型研究計画)【RIMS総合研究セミナー】(部分的に公開形式)

    部屋:420号室および東京大学 数理科学研究科(11/26)  期間:2021-11-15〜2021-11-26
    代表者:大仁田 義裕(大阪市立大学数学研究所)

  • 特殊幾何学,ミラー対称性と可積分系 (訪問滞在型研究計画)【RIMS総合研究セミナー】(部分的に公開形式)

    部屋:早稲田大学 西早稲田キャンパス  期間:2021-11-29〜2021-12-03
    代表者:大仁田 義裕(大阪市立大学数学研究所)

  • 曲面の微分幾何における対称性と安定性 (訪問滞在型研究計画)【RIMS総合研究セミナー】(部分的に公開形式)

    部屋:名古屋大学 多元数理科学研究科  期間:2022-02-14〜2022-02-16
    代表者:大仁田 義裕(大阪市立大学数学研究所)

  • 微分幾何と可積分系 (訪問滞在型研究計画)【RIMS共同研究(公開型)】

    部屋:大阪市立大学 杉本キャンパス  期間:2022-03-01〜2022-03-12
    代表者:大仁田 義裕(大阪市立大学数学研究所)

             
2021年度

As a part of applied mathematical studies, biofluid mechanics has gathered significant attention from various research communities such as physical and material sciences, engineering, biology and medicine. In particular, novel computational and theoretical techniques, mathematical models and methods are all required to understand complex motions in biological phenomena. In this research project, though a series of workshops, tutorial seminars and symposia, we enthusiastically explore newly-born research topics in collaboration with researchers with various research backgrounds to expand the horizons of fluid mechanics and applied mathematics, in addition to deepening the traditional research topics, aiming at cultivating national and international networks of related researchers.
2021年度

作用素環論はJohn von Neumannが量子力学の数学的取り扱いを目指して始めた関数解析学の一分野であるが、現在ではエルゴード理論、位相力学系、解析的群論、数理物理学、量子情報理論、非可換幾何、非可換確率論といった様々な分野と関連して幅広く盛んに研究されている。作用素環にはvon Neumann環とC*環の二種類が存在する。作用素環論は可換である関数環ではなく非可換な作用素環を研究対象としているのであるが、このうち測度論的側面を扱うのがvon Neumann環論で、位相的側面を扱うのがC*環論である。
この訪問滞在型研究では、作用素環論全般の研究推進及び若手研究者の育成をはかるための包括的なプログラムを計画している。具体的には解析的群論に関するワークショップ、von Neumann環論関連の研究集会、C*環論関連の研究集会の3つの国際研究集会の他、長期滞在者らによる特別講義及び、若手向けのスクールを用意している。
                    
  • Workshop on von Neumann algebras and related topics (訪問滞在型研究計画)【RIMS共同研究(公開型)】

    部屋:420号室  期間:2021-06-14〜2021-06-18
    代表者:小澤 登高(京都大学数理解析研究所)

  • The Second Australia-China-Japan-Singapore-U.S. Index Theory Conference (訪問滞在型研究計画)【RIMS共同研究(公開型)】

    部屋:420号室  期間:2021-07-19〜2021-07-23
    代表者:河東 泰之(東京大学数理科学研究科)

  • Workshop on C*-algebras and related topics (訪問滞在型研究計画)【RIMS共同研究(公開型)】

    部屋:420号室  期間:2021-09-27〜2021-10-01
    代表者:小澤 登高(京都大学数理解析研究所)

  • Workshop on free probability and related topics (訪問滞在型研究計画)【RIMS共同研究(公開型)】

    部屋:420号室  期間:2022-01-10〜2022-01-14
    代表者:Benoit Collins(京都大学理学研究科)

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Research Institute for Mathematical Sciences (RIMS)