数理解析研究所講究録

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数理解析研究所講究録

刊行物

数理解析研究所講究録は,京都大学数理解析研究所の共同利用研究集会および共同研究の記録として 1964 年に刊行が開始されました.現在の共同利用・共同研究拠点(2010年発足)の前身である,全国共同利用研究所として当研究所が発足した翌年のことでしたが,以来半世紀,毎年数十巻を刊行し,2016年には第2000巻が刊行されるに至りました.第1巻から第2000巻までに収録された論文数は 29,265編,総頁数は 342,960頁という膨大なものであり,最先端の数学・数理科学分野の研究状況を伝えるのみならず,我が国の数学・数理科学の発展の歴史を留める文献として,他に類例を見ない論文集となっています.

講究録の内容は当研究所のウェブサイトおよび京都大学の学術情報リポジトリにおいても公開され,年間の総アクセス数は 1,344,499 回(2016年度)を数えるなど,多数の方にご利用いただいています.

講究録の使用言語は論文著者の判断に任されていますが,結果的に日本語が多用されていることが特徴の一つとなっています.その結果,講究録は,数学・数理科学の広い領域における最先端の専門知識に母国語でアクセスできるものとして,近年の英語化の流れの中で,重要な文献となりつつあります.

当研究所の共同利用事業に参加し講究録の論文を執筆していただいた多数の方々に対し,講究録を大きく成長させていただいたことを深く感謝いたしますとともに,これからも,当研究所の共同利用・共同研究拠点としての活動にご参加いただき,講究録の発展にご協力いただけますよう心よりお願い申し上げます.

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Research Institute for Mathematical Sciences (RIMS)