数学入門公開講座

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令和8年度 第47回数学入門公開講座
     (オンライン同時開催)

本研究所では、数理科学の最新の成果をわかりやすく解説するため、 下記のとおり第47回公開講座を開催いたしますので、 興味のある方はお申し込みの上、是非ご参加ください。


1. 趣 旨
数学はあらゆる科学の基礎をなすものです。今回の講座では、社会人、 中学・高校教員、大学生等ある程度数学的素養のある一般の方を対象に、 専門的題材をわかりやすく解説しようとするものです。

2. 期 間
令和8年8月3日(月)から8月6日(木)まで
(8月7日(金)に、各講師に自由に質問・討論できるオフィスアワーを設けます)
※オフィスアワーへの参加は現地参加者のみとし、オンラインでは行いません。

3. 時 間
毎日午前10時30分から午後4時まで。(8 月6 日(木)のみ午後5時25分まで)

4. 場 所
Zoomウェビナーによるオンライン参加 又は 京都大学数理解析研究所 4階大講演室

5. 定 員
オンライン:200名(先着順) 受講決定された方にZoom接続情報をお伝えします。
現地会場:120名(先着順) ※社会情勢により定員数を引き下げる可能性もあります。

6. 受講料  無料

7. 申込方法
(1) 受付期間
 令和8年6月8日(月)午前9時〜令和8年6月26日(金)午後5時
 ※申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。

(2) 手 続  下記 URL からお申込みください。
  数理解析研究所ホームページ 

  https://w10.kurims.kyoto-u.ac.jp/kouza/
 6月8日(月)午前9時以降にお申し込み下さい。

※申し込みは1人1通とし、複数の申し込みは無効とします。 ただし、オンラインの場合は1つの端末から複数人の視聴も可能ですので、 代表者1名の申込で結構です。
※自動返信メールが受講票の代わりとなります。
※今回取得した個人情報は、各種講演会等の案内に利用させていただく場合があります。

(3) その他 
テキスト PDF、Zoomウェビナーの URL は追ってご連絡いたします。テキストPDFはなるべく各自で 印刷するなどしてご持参ください。 会場にお越しの方でテキストの印刷をご希望の方はお申し付けください。
※本講座の録音・録画・写真撮影等は、オンライン・現地参加にかかわらず固く禁じます。
※公開講座参加者用の駐車スペースはございません。お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

8. 申込・問い合わせ先
〒606−8502
京都市左京区北白川追分町
京都大学数理解析研究所
「数学入門公開講座」係
電 話 (075)753−7203
Email kouza@kurims.kyoto-u.ac.jp (※問い合わせ専用)

令和8年8月3日-8月6日(第47回) 演題及び講師


ランダムウォークから空間を探る
助教・渡辺 聡美

 確率論では、「対象の振る舞いがランダムである」という仮定を通して、複雑な現象を観察していきます。 本講座では、最も基本的な確率モデルの一つであるランダムウォークを題材に、現象をどのように数学とし て定式化し、その性質を分析することができるのかを考えます。特に、ランダムウォークが出発点に戻る再 帰性や、複数のランダムウォークの衝突といった事象を取り上げ、空間の次元や構造がランダムウォークの 振る舞いにどのような影響を与えるのかを解説します。これらの話題を通して、単純な設定から多くの数学 的な問いが生まれ、そこから豊かな理論が広がっていく様子を紹介します。

ガロアの逆問題と数論幾何
教授・玉川 安騎男

 ガロアの逆問題とは、任意の有限群が有理数体上のガロア群として実現されるかという問題です。この問 題は、19世紀末には既に研究が始まっていた数論の古典的難問題で、現在でも未解決です。この講義では、ま ず、ガロアの逆問題の定式化に必要な、群・体・ガロア理論についての基礎事項を解説します。次に、ヒル ベルトの既約性定理について紹介し、ガロアの逆問題がどのように幾何の問題と結び付くかについて説明し ます。最後に、ガロアの逆問題へのいくつかの数論幾何的アプローチについて、その考え方の一端を紹介し ます。もし時間があれば、ガロア理論の別のタイプの逆問題と考えられる、遠アーベル幾何についても少し ふれたいと思います。

システムの振る舞いと双模倣性
助教・郡 茉友子

 「プログラムなどのシステムが正しく動くか」を数学的に証明したり、反例を探したりして確かめる分野を 形式検証といいます。そこでは、システムがどのように振る舞うのかを数学的に表し、その振る舞いが期待 した性質を満たすかを調べます。本講座では、システムを表す基本的なモデルの一つである状態遷移システ ムを出発点として、計算機科学で無限的な振る舞いを有限的にどう扱っているかを不動点の観点で見ていき ます。そこから、帰納法・余帰納法の一般化を通して、システムの性質をどのように証明できるのかを解説 する予定です。特に、余帰納法の例として、 「双模倣性」について紹介し、 2 つのシステムが等しいことを振 る舞いと論理の視点から見ていきたいと思います。

◇特別講演◇


起業と不確実性を科学する
モイ株式会社 代表取締役 赤松 洋介

 起業や Web サービスの立ち上げの面白さは、不確実性の高い状況の中で意思決定を重ねていくことにあり ます。本講演では、16年間続くライブ・コミュニケーションサービス「ツイキャス」を題材に、強い競合が いる中で、ユーザーが使いたくなる、続けたくなる、広めたくなる感情や行動のきっかけをどのように設計 してきたかを、成功と失敗の両面から紹介します。また、ユーザーやコミュニティの変化を観察し、限られ た情報から仮説を立てて判断してきたプロセスを振り返ります。数理工学で学んだ考え方が、Web サービス の開発や経営の現場でどのように生かされているかを知る機会になればと思います。


   8/3(月)   8/4(火)   8/5(水)  8/6(木) 8/7(金)
オフィスアワー
10:30〜11:45 渡辺 聡美
11:45〜13:00 (休 憩)
13:00〜14:15 玉川 安騎男
14:15〜14:45 (休 憩) ※ 8 月 6 日(木)のみ14:15〜14:35
14:45〜16:00 郡 茉友子 ※ 8 月 6 日(木)のみ14:35〜15:50
15:50〜16:10 (休 憩)
16:10〜17:25 赤松 洋介
モイ株式会社 代表取締役

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(講義ノート)

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