全学共通科目講義(1回生~4回生対象)
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現代の数学と数理解析 |
―― 基礎概念とその諸科学への広がり |
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第10回 | |
日時: | 2005年7月1日(金) 16:30-18:00 |
場所: | 数理解析研究所 420号室 |
講師: | 玉川 安騎男 教授 |
題目: | 代数曲線の被覆と数論幾何 |
要約: |
数論幾何とは、代数体、有限体、局所体などの 数論的な体の上に定義された代数多様体を 研究する、整数論と代数幾何の中間に位置する 数学の一分野です。私自身は、特に、遠アーベル 幾何(anabelian geometry)に代表されるような、 代数曲線の被覆や基本群に関する数論幾何を研究 しています。 この講義では、有理式(射影直線から射影直線 への射)という初等的な対象を題材にして、 Belyi の定理、Grothendieck のデッサンなど、 代数曲線の被覆に関する数論幾何の一端を紹介 できればと思っています。 |
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