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全学共通科目講義(1回生~4回生対象)

 

現代の数学と数理解析
―― 基礎概念とその諸科学への広がり
授業のテーマと目的:
数学が発展してきた過程では、自然科学、 社会科学などの種々の学問分野で提起される問題を解決するために、 既存の数学の枠組みにとらわれない、 新しい数理科学的な方法や理論が導入されてきた。 また、逆に、そのような新しい流れが、 数学の核心的な理論へと発展した例も数知れず存在する。 このような数学と数理解析の展開の諸相について、第一線の研究者が、 自身の研究を踏まえた入門的・解説的な講義を行う。

数学・数理解析の研究の面白さ・深さを、 感性豊かな学生諸君に味わってもらうことを意図して講義し、 原則として予備知識は仮定しない。

第10回
日時: 2008年6月13日(金)
16:30-18:00
場所: 数理解析研究所 420号室
講師: 山田 道夫 教授
題目: 流体力学と数値解析
要約:
流体の運動は非線形の偏微分方程式で記述されるため, 解の重ね合わせ の手法が適用できず, それぞれの問題ごとに異なる取扱いを要求される.特に 激しい流れになると非線形性が強くなるため, 解析的な手段で有用な結論を得 ることは急速に難しくなるが, 幸か不幸か, 興味ある現象が現れるのもこのよ うな激しい流れにおいてであることが多い. 従ってこのような領域における解 の性質の研究には数値解析的手法が必須となる. ここでは幾つかの例を取り上 げて,数値解析的手法と流体力学の関わりについて紹介したい.

"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html"

 

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