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全学共通科目講義(1回生~4回生対象)

 

現代の数学と数理解析
―― 基礎概念とその諸科学への広がり
授業のテーマと目的:
数学が発展してきた過程では、自然科学、 社会科学などの種々の学問分野で提起される問題を解決するために、 既存の数学の枠組みにとらわれない、 新しい数理科学的な方法や理論が導入されてきた。 また、逆に、そのような新しい流れが、 数学の核心的な理論へと発展した例も数知れず存在する。 このような数学と数理解析の展開の諸相について、第一線の研究者が、 自身の研究を踏まえた入門的・解説的な講義を行う。

数学・数理解析の研究の面白さ・深さを、 感性豊かな学生諸君に味わってもらうことを意図して講義し、 原則として予備知識は仮定しない。

第9回
日時: 2009年6月5日(金)
16:30-18:00
場所: 数理解析研究所 420号室
講師: 山田 道夫 教授
題目: 乱れと特異性
要約:
空気や水の速い流れは運動に内在する不安定さによって激しく乱れる のが普通である.身の回りの流れもほとんどすべてが乱れているが, それほどありふれているにも関わらず,支配方程式の強い非線形性の ため,乱れの性質については未知の部分が多い.ここでは関数の特異 性の記述に用いる次元の概念について触れ,それが表す現実の流れの 一つの側面について解説する.

"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html"

 

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