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全学共通科目講義(1回生~4回生対象)

 

現代の数学と数理解析
―― 基礎概念とその諸科学への広がり


授業のテーマと目的:
数学が発展してきた過程では、自然科学、 社会科学などの種々の学問分野で提起される問題を解決するために、 既存の数学の枠組みにとらわれない、 新しい数理科学的な方法や理論が導入されてきた。 また、逆に、そのような新しい流れが、 数学の核心的な理論へと発展した例も数知れず存在する。 このような数学と数理解析の展開の諸相について、第一線の研究者が、 自身の研究を踏まえた入門的・解説的な講義を行う。

数学・数理解析の研究の面白さ・深さを、 感性豊かな学生諸君に味わってもらうことを意図して講義し、 原則として予備知識は仮定しない。

第4回
日時: 2014年5月2日(金)
16:30-18:00
場所: 数理解析研究所 420号室
講師: 小澤 登高 教授
題目: 量子論と作用素環論
要約:
作用素環論は、フォンノイマンが量子論を数学的に定式化しようとして始めた理論で、 無限次元の行列を取り扱う分野である。量子論においては、古典的理論では説明でき ない不思議な現象が起こる。
この講義では、物理的実在に関するアインシュタイン= ポドルスキー=ローゼンのパラドックスとその「解決」について話しをしたい。更に 進んで量子情報理論についても少し触れるつもりである。

"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html"

 

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