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全学共通科目講義(1回生~4回生対象)

 

現代の数学と数理解析
―― 基礎概念とその諸科学への広がり


授業のテーマと目的:
数学が発展してきた過程では、自然科学、 社会科学などの種々の学問分野で提起される問題を解決するために、 既存の数学の枠組みにとらわれない、 新しい数理科学的な方法や理論が導入されてきた。 また、逆に、そのような新しい流れが、 数学の核心的な理論へと発展した例も数知れず存在する。 このような数学と数理解析の展開の諸相について、第一線の研究者が、 自身の研究を踏まえた入門的・解説的な講義を行う。

数学・数理解析の研究の面白さ・深さを、 感性豊かな学生諸君に味わってもらうことを意図して講義し、 原則として予備知識は仮定しない。

第12回
日時: 2010年7月9日(金)
16:30-18:00
場所: 数理解析研究所 420号室
講師: 河合 俊哉 准教授
題目: 相空間量子化入門
要約:
講義や教科書で通常習う量子力学はヒルベルト空間とその上の作用素による記述であ る。
しかし、古典力学の相空間に対し、その上の関数のなす代数を変形して量子力学を構 成する ことも可能であることが知られている。
本講義ではこの量子化のアプローチに関して基本的な事柄を説明したい。
なお、量子力学そのものの予備知識は必要ない。

"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html"

 

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