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全学共通科目講義(1回生~4回生対象)

 

現代の数学と数理解析
―― 基礎概念とその諸科学への広がり


授業のテーマと目的:
数学が発展してきた過程では、自然科学、 社会科学などの種々の学問分野で提起される問題を解決するために、 既存の数学の枠組みにとらわれない、 新しい数理科学的な方法や理論が導入されてきた。 また、逆に、そのような新しい流れが、 数学の核心的な理論へと発展した例も数知れず存在する。 このような数学と数理解析の展開の諸相について、第一線の研究者が、 自身の研究を踏まえた入門的・解説的な講義を行う。

数学・数理解析の研究の面白さ・深さを、 感性豊かな学生諸君に味わってもらうことを意図して講義し、 原則として予備知識は仮定しない。

第11回
日時: 2012年7月6日(金)
16:30-18:00
場所: 数理解析研究所 420号室
講師: 望月 拓郎 教授
題目: de Rhamコホモロジー入門
要約:
幾何学の主要な目的の一つは多様体の性質を調べることです. そのために様々な手法がありますが, なんらかの意味で複雑さをはかる 量(不変量)を抽出する, というのが基本的な方針になります. コホモロジーはその代表的なものの一つであり, 比較的容易に扱えて, それなりに有用な情報を与えてくれます.

この講義では, 最も簡単な場合としてユークリッド平面内の領域の de Rham コホモロジーについて概説します.


"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html"

 

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