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全学共通科目講義(1回生~4回生対象)

 

現代の数学と数理解析
―― 基礎概念とその諸科学への広がり
授業のテーマと目的:
数学が発展してきた過程では、自然科学、 社会科学などの種々の学問分野で提起される問題を解決するために、 既存の数学の枠組みにとらわれない、 新しい数理科学的な方法や理論が導入されてきた。 また、逆に、そのような新しい流れが、 数学の核心的な理論へと発展した例も数知れず存在する。 このような数学と数理解析の展開の諸相について、第一線の研究者が、 自身の研究を踏まえた入門的・解説的な講義を行う。

数学・数理解析の研究の面白さ・深さを、 感性豊かな学生諸君に味わってもらうことを意図して講義し、 原則として予備知識は仮定しない。

第12回
日時: 2014年7月11日(金)
16:30-18:00
場所: 数理解析研究所 420号室
講師: 勝股 審也 助教
題目: データ構造の数理
要約:
プログラム意味論は理論計算機科学の一分野であり、その主な研究テーマは様々 なプログラミング言語が持つ機構を数学的に定式化し分析することにあります。 この過程で、プログラムそのものとプログラムが扱う様々なデータ構造(木構造、 無限列など)を数学的に表現する必要があり、こうした表現を代数的に構成する 技法がプログラム意味論の中で発達しました。本講義ではこのデータ構造の 代数的な表現についてお話しします。

"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html"

 

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