大学院教育・講義

TOP > 大学院教育・講義 > 全学共通科目「現代の数学と数理解析」

全学共通科目講義(1回生~4回生対象)

 

現代の数学と数理解析
―― 基礎概念とその諸科学への広がり



授業のテーマと目的:
数学が発展してきた過程では、自然科学、 社会科学などの種々の学問分野で提起される問題を解決するために、 既存の数学の枠組みにとらわれない、 新しい数理科学的な方法や理論が導入されてきた。 また、逆に、そのような新しい流れが、 数学の核心的な理論へと発展した例も数知れず存在する。 このような数学と数理解析の展開の諸相について、第一線の研究者が、 自身の研究を踏まえた入門的・解説的な講義を行う。

数学・数理解析の研究の面白さ・深さを、 感性豊かな学生諸君に味わってもらうことを意図して講義し、 原則として予備知識は仮定しない。

第11回
日時: 2016年7月1日(金)
16:30-18:00
場所: 数理解析研究所 420号室
講師: 川ノ上 帆 助教
題目: アビヤンカ・モーの定理について
要約:
標数0の体K上の1変数多項式環がK 代数として二つの元で 生成されているとき, どちらかの元の次数がもう一方の元の 次数を割りきる. これをアビヤンカ・モーの定理と言う. この定理とそれに関連する話題について紹介する.

参考文献:

  • Arno van den Essen: "Polynomial automorphisms and the Jacobian conjecture", volume 190 of Progr. Math., Birkhauser, Basel, 2000.

"http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/special-02.html"

 

← BACK TO THE TOP

← BACK TO THE TOP

  • Follow on

Research Institute for Mathematical Sciences (RIMS)