数学入門公開講座

本研究所では、数理科学の最新の成果をわかりやすく解説するため、 下記のとおり第38回公開講座を開催いたしますので、 興味のある方はお申し込みの上、是非ご参加ください。


1. 趣 旨
数学はあらゆる科学の基礎をなすものです。今回の講座では、社会人、 中・高校教師、大学生等ある程度数学的素養のある一般の方を対象に、 専門的題材をわかりやすく解説しようとするものです。
2. 期 間
平成28年8月1日(月)から8月4日(木)まで
(8月5日(金)に、各講師に自由に質問・討論できるオフィスアワーを設けました)
3. 時 間
毎日午前10時30分から午後4時まで
4. 場 所
京都大学数理解析研究所 4階大講演室
5. 定 員
120名(先着順)
6. 受講料    4,500円
(テキスト代を含め全講義を通しての受講料で消費税を含みます。 受講決定通知後に受講料を納入願います。 一旦納められた受講料は、理由のいかんを問わず、一切お返しできません。 振込手数料は別途受講者負担とします。)
7. 申込方法
(1) 受付期間 平成28年6月10日(金)〜平成28年7月7日(木)午後5時(必着)
(2) 手 続  インターネット・往復はがき・FAXでお申し込み下さい。

《インターネットでの申し込み》

https://w10.kurims.kyoto-u.ac.jp/kouza/  から6月10日(金)午前9時以降にお申し込み下さい。

《往復はがきでの申し込み》

 峺開講座申込」の旨 ∋疚勝淵侫螢ナ) 住所(郵便番号も記入のこと) づ渡暖峭罅´デ齢 職業(○○大学○回生、○○高校数学担当教員、主婦など) Э醜の動機 を官製往復はがきに明記の上、送付してください。
(返信ハガキ宛名にも住所・氏名を記入してください)

《FAXでの申し込み》

〃鑢召髻峺開講座申込」とし、上記◆銑Г鯡正の上、 申し込んで下さい。
(返信用FAX番号を明確に記載してください。)

※ 申し込みは 1人1通とし、複数の申し込みは無効とします。受講申込の受付採否は
    追ってお知らせします。

※ 今回取得した個人情報は、当公開講座以外の目的で使用することはありません。

(3) その他  受講決定通知書に、受講料振込の案内を記載しますのでご確認下さい。
        受講料入金確認次第、テキストを送付いたします。
        全日受講された方には、最終日の最終講義の後に受講証書をお渡しします。
         ※ 本講座の録音・録画・写真撮影等は、ご遠慮ください。

8. 申込・問い合わせ先
       〒606−8502
       京都市左京区北白川追分町
        京都大学数理解析研究所
         「数学入門公開講座」係
            電 話 (075)753−7203  FAX (075)753−7272
            Email(※問い合わせ専用) kouza@kurims.kyoto-u.ac.jp
            http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/kouza


2016年8月1日-8月4日(第38回) 演題及び講師


結び目の数学                                    特任助教・鈴木 咲衣

 ひもを結ぶと結び目ができます。靴ひもの蝶ちょ結び、荷造りのひもの堅結び、ひもで綺麗な模様を形作る装飾品など、結び目は日常生活でもしばしば現れるとても身近な存在です。そんな結び目の研究が近年、数学の一分野として急速に発展しています。「結び目で数学?何をするの?」と思うかもしれません。でも、数学は自由。数や多項式だけではなく、結び目でも数学ができます。この講義では、結び目の数学を基礎からゆっくりお話し、結び目の不変量であるジョーンズ多項式を計算します。

プログラミング言語の意味論と圏論                        教授・長谷川 真人

 プログラミング言語の意味論(プログラム意味論)は、プログラムの構造を数学的に定式化・抽象化することによってコンピュータソフトウェアに関する諸問題を解決することを目的とする、コンピュータサイエンスの一分野です。そこでは、抽象的な現代数学の象徴とも言われる圏論が活発に応用されてきており、今や圏論抜きにプログラム意味論を語ることは困難といっても過言ではありません。
 この講義では、圏論を用いたプログラム意味論の概要を紹介しつつ、そもそもプログラム意味論に求められる数学とはどのようなものなのか、なぜ圏論なのか、という素朴な疑問に、私なりに答えてみたいと思います。

微分方程式を解く                                      講師・岸本 展

 微分方程式は様々な自然現象を理解するための基本的な道具であり、数学に限らず多くの分野における重要な研究対象です。一方で、特に非線形偏微分方程式については、中学・高校で学習する2次方程式のような解の公式がなく、具体的な解の表示はおろか解が存在するかどうかさえ簡単な問題ではありません。例えば、空気や水といった流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式は私達にとって最も身近な非線形偏微分方程式の一つですが、この方程式に“良い性質を持った”解がいつでも存在するかどうかは途方もなく難しい問題で、Clay数学研究所によるミレニアム懸賞問題の一つとなっています。この講義では、微分方程式を構成する関数や微分といった基本的な事柄について触れつつ、最終的には簡単な非線形偏微分方程式を、関数解析的手法により実際に“解いて”みたいと思います。

  8/1(月) 8/2(火) 8/3(水) 8/4(木) 8/5(金)
オフィスアワー
10:30〜11:45 鈴木 咲衣
11:45〜13:00 (休 憩)
13:00〜14:15 長谷川 真人
14:15〜14:45 (休 憩)
14:45〜16:00 岸本 展

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(講義ノート)